道路に面したブロック塀のひび割れと倒壊が心配、とのご相談でした。創進建設が現地調査で高さ・鉄筋・控え壁を確認し、ひび埋めではなく低いブロックとフェンスへ造り替えた施工事例をもとに、費用・工期・工事の流れを解説します。
- 施工内容
- ブロック積み・化粧ブロック
- 施工エリア
- 栃木県宇都宮市
- 施工場所
- 庭・外周
- 工期
- 5日
ひび割れたブロック塀が、倒壊しないか心配
家族3人で暮らす戸建て住宅から、「道路沿いのブロック塀が心配」とご相談をいただきました。築年数の経った塀に縦のひびが入り、触るとわずかに動く箇所もあるそうです。通学路に面しているため、地震のときに倒れたら、家族だけでなく通行人にも危害が及ぶのではないか、という不安でした。
ご希望として挙がっていたのは、ひびをモルタルで埋めて様子を見る方法です。見た目が整えば、工事は小さく済むのでは、という考えでした。ただ、既存の塀は高さがあり、控え壁もなく、内部の鉄筋の状態が見えない現場でした。
ご質問の中心は、商品名より先に次の点です。
- ひび埋めだけで、倒壊の不安は減るのか
- 塀を低くしても、目隠しは足りるのか
- 費用と工期の目安はどれくらいか
同じお悩みで検索される方も多いため、今回の計画を例に、判断の進め方と費用・工期を整理します。
高い塀は残さず、低いブロックとフェンスへご提案
当社からの提案は、既存の高いブロック塀を撤去し、高さ60cm程度のブロックの上にアルミフェンスを載せる方法です。重量のある壁を残すより、風を通す軽い上部にしたほうが、地震時の荷重は小さくなります。
ブロック塀の不安は、表面の汚れだけでは決まりません。高さ、基礎の深さ、控え壁の有無、鉄筋の有無が揃っていないと、ひびを埋めても中の弱りは残ります。道路に面した塀は、自宅の敷地内の話だけでは済まない場所です。
費用と工期の目安は、塀の長さと、基礎をどこまで壊すかを見てからお伝えしています。撤去範囲が分かると、金額の幅は狭まります。
現地調査で、ひび埋めだけにしなかった理由
判断の根拠は現地調査です。補修材の種類より先に、高さ、傾き、ひびの入り方、控え壁、基礎の見え方を確認します。
既存の塀は、道路面から約1.8mありました。縦のひびが数箇所入り、控え壁はありません。表面を埋めても、基礎と鉄筋の状態は分からないままです。国土交通省が示すブロック塀の点検でも、高さ・控え壁・ひび・傾きは、補修で済むかの判断材料になります。
道路に面した高い塀を残すより、下部だけブロックにして上部をフェンスにするほうが、重量と風圧の両方を下げられます。目隠しはフェンスの板の間隔で調整できるため、今回はひび埋めを見送っています。
今回見送った進め方
ひびをモルタルで埋めて済ませる
- 内部の鉄筋や基礎の弱りは残る
- 高さがある限り、倒れたときの影響は変わらない
高いブロック塀のまま積み増す
- 重量が増え、既存基礎への負担が大きい
- 控え壁がない区間では、かえって不安定になる
安全な塀に造り替える施工ポイント
今回の工事で特に大切にしたのは、次の5点です。
-
1
高い壁は残さず、下部だけブロックにする
道路面から約60cmのブロックにし、その上をアルミフェンスにしました。倒れたときの荷重を下げることを優先しています。
-
2
基礎は既存を流用せず、確認してから組む
古い基礎の深さが足りない場合は、撤去して打ち直します。塀の安全は、見えているブロックより下で決まります。
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3
鉄筋と控えの位置を図面どおりに入れる
新しいブロックは縦横の鉄筋を入れ、必要な間隔で控えを設けています。見た目の積み方だけで強度は出ません。
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4
目隠しはフェンスの板で調整する
完全に閉じた壁にせず、視線を遮りつつ風が抜ける板の間隔にしました。道路側からの見え方と、庭側の明るさを両方見ています。
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5
境界と道路側の安全を先に確認する
隣地との境界、電柱、通学路へのはみ出しを現地で確認してから着工しています。塀の工事は、自宅の内側だけで完結しません。
今回の費用と工期の目安
老朽化したブロック塀のリフォームは、補修材より撤去と基礎の比重が大きくなります。金額は長さ・高さと、既存基礎の状態で変わります。最終金額は現地調査後に確定します。
| 既存塀の撤去・処分 | 1mあたり1〜2万円前後 |
|---|---|
| 基礎・ブロック積み | 1mあたり1.5〜3万円前後 |
| アルミフェンス | 1mあたり1.5〜3万円前後 |
| 残土処分・境界確認 | 現場の状態による |
費用を抑えるなら、危険な道路面だけ先に造り替える計画も取れます。ひび埋めは初期費用は小さく済みますが、今回のように高さがある塀では、不安の中心は残りやすいです。自治体の撤去補助がある場合は、契約前の申請が必要なことが多いため、現地調査の段階で確認しています。
今回の工事の流れ
今回は、補修材を先に決めず、塀の高さと控え壁の有無を現地で確認してから工事へ進みました。住みながらの施工で、工期は5日です。
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ご相談
道路沿いのひびと、倒壊した場合の通行人への影響が心配とのことでした。埋めて済むか、造り替える必要があるかもこの時点で伺っています。
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現地調査
高さ、延長、ひび、傾き、控え壁、基礎の見え方、隣地境界、道路との位置を確認しました。ひび埋めだけでは、今回の不安は残りやすいと判断しています。
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プランとお見積り
低いブロックとアルミフェンス案で金額を提示しました。工期が5日であることと、工事中の道路側の養生もあわせて説明しています。
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着工準備
住みながらの工事になるため、駐車場の一部が5日間使いづらくなることと、通学時間帯の安全確保を事前に共有しました。
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施工
既存塀の撤去、残土処分、基礎、ブロック積み、フェンス取付の順で進めました。鉄筋の位置は、積みながら確認しています。
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お引き渡し
垂直、フェンスの開閉、道路側へのはみ出しがないかを確認してお引き渡ししました。今後のひびの見方もご説明しています。
完成後の暮らしと、同じお悩みの方へ
高い塀がなくなり、道路側への倒壊の不安が小さくなったそうです。庭側は明るくなり、目隠しはフェンスで足りています。
「ひびを埋めればまだ使える」と感じる方もいます。今回は表面の補修をせず、高さを落とすことで、塀そのものの荷重を下げています。
古いブロック塀でお悩みの方は、まず現地で高さと控え壁を確認するのが近道です。創進建設では、撤去の範囲とフェンスへの造り替えを同じ調査でご提案できます。栃木県内の戸建てでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。