夏の暑さと西日をやわらげる遮熱窓リフォーム提案

西向きの窓から午後の熱が入って冷房が追いつかない、とのご相談でした。創進建設が現地調査で西日と既存サッシを確認し、遮熱フィルムではなくLow-Eガラスの窓へ変えた施工事例をもとに、費用・工期・工事の流れを解説します。

施工内容
窓リフォーム
施工エリア
栃木県宇都宮市
施工場所
リビング・寝室・浴室・キッチン・和室
工期
1日

西日で部屋が暑い。フィルムではなく遮熱窓へ

西日で暑くなっているリビングの窓

家族3人で暮らす戸建て住宅から、「夏のリビングが暑くて落ち着かない」とご相談をいただきました。西側に大きな窓があり、午後になると日差しが床まで入り、エアコンを強めても体感が下がりにくい状態だったそうです。

ご希望として挙がっていたのは、ガラスに遮熱フィルムを貼る方法です。窓を替えずに済むなら費用も工期も小さく済むのでは、という考えでした。ただ、既存はアルミサッシの単板ガラスで、熱はガラス面だけでなく枠からも入りやすい現場でした。

ご質問の中心は、商品名より先に次の点です。

  • フィルムだけで西日の暑さは抑えられるのか
  • 窓を替えるなら、どの面を優先すべきか
  • 費用と工期の目安はどれくらいか

同じお悩みで検索される方も多いため、今回の計画を例に、判断の進め方と費用・工期を整理します。

西面に遮熱型Low-Eガラスの窓をご提案

遮熱型Low-Eガラスで西日を抑えた窓

当社からの提案は、西面の窓2箇所を、既存枠の上から覆うカバー工法で交換する方法です。ガラスは夏の日射を反射しやすい遮熱型のLow-E複層ガラスにしています。

窓の暑さ対策は、暗くすることだけが目的ではありません。カーテンを閉め続ければ熱は入りにくくなりますが、昼間の明るさも同時に失います。ガラス自体で日射熱を抑えると、光は残しつつ、冷房の効きを上げやすくなります。

費用と工期の目安は、窓の枚数と、既存サッシの傷みを見てからお伝えしています。西面に絞れるかどうかが分かると、金額の幅は狭まります。

現地調査で、遮熱フィルムにしなかった理由

西面の窓をフィルムではなく交換した理由

判断の根拠は現地調査です。フィルムの有無より先に、西日の入り方、ガラスの枚数、サッシの素材を確認します。

西日午後の日射が床まで届き、冷房が追いつきにくい
ガラス単板ガラスでは、熱の侵入を止めにくい
アルミサッシ自体も熱を伝えやすい

午後3時前後に現地を見たところ、西面の窓から床へ日射が伸び、ガラス付近は手で触れるほど熱を持っていました。遮熱フィルムはガラス面の日射をある程度抑えられますが、単板のままではガラスと枠の熱は残りやすいです。経年で剥がれや色の変化が出る点も、今回の住まい方には向きませんでした。

既存枠はまだ使える状態だったため、外壁を大きく壊すはつり工事は不要でした。カバー工法なら、西面2箇所を1日で替えられます。夏の負荷が大きい面だけ先に変えるほうが、費用対効果は取りやすいと判断しています。

今回見送った進め方

見送り

遮熱フィルムだけを貼る

  • 単板ガラスとアルミ枠の熱は残りやすい
  • 剥がれや見え方の変化が出ることがある
見送り

カーテンやブラインドだけで済ませる

  • 閉めると部屋が暗くなる
  • 開けた瞬間に、西日の熱が戻る

西日をやわらげる施工ポイント

今回の工事で特に大切にしたのは、次の5点です。

  1. 1
    まず西面から替える

    家中の窓を一度に替えず、午後の熱が入る西面2箇所に絞りました。効果を感じやすい面から着手すると、費用の無駄が出にくいです。

  2. 2
    ガラスは遮熱型Low-Eを選ぶ

    夏の日射熱を反射しやすいタイプにしています。冬の日射を取り込む断熱型とは役割が違うため、西面では遮熱型を優先しました。

  3. 3
    既存枠を残すカバー工法にする

    外壁を壊さず、今のサッシの上から新しい窓を被せる方法です。工期は1日で、住みながらの施工に向きます。

  4. 4
    開け閉めと気密を確認する

    新しい窓は閉めたときの隙間が小さいかを見て調整しています。ガラス性能だけでなく、枠まわりの納まりが冷房効率に効きます。

  5. 5
    明るさを残す

    遮熱しても、室内が暗くなりすぎないガラスを選んでいます。西日対策は、熱を落とすことと、昼間の光を残すことをセットで見ます。

窓の暑さ対策は、フィルムの有無だけで決めると枠からの熱が残りやすいです。西日の入り方とサッシの素材を現地で確認してから、工事範囲を決めます。

今回の費用と工期の目安

遮熱を目的にした窓リフォームは、フィルム代より窓本体とカバー工法の比重が大きくなります。金額はサイズと枚数、既存枠の状態で変わります。最終金額は現地調査後に確定します。

今回のような計画 30〜50万円前後 西面2箇所/遮熱型Low-E・カバー工法
工期 1日 住みながらの工事が基本
既存枠の傷みで変わる +5〜15万円 下地補修やサイズ特注が必要な場合
窓本体(遮熱型Low-E)1箇所あたり12〜25万円前後(サイズによる)
カバー工法・撤去処分上記に含む場合が多い
内窓で抑える場合1箇所あたり8〜15万円前後
下地補修・特注現場の状態による

費用を抑えるなら、西面だけ先に替える計画が効きます。フィルムは初期費用は小さく済みますが、今回のように単板とアルミ枠が残る現場では、体感の変化が出にくいことがあります。

今回の工事の流れ

今回は、フィルムの有無を先に決めず、西日の入り方と既存サッシの状態を現地で確認してから工事へ進みました。住みながらの施工で、工期は1日です。

  1. ご相談

    午後の西日でリビングが暑く、冷房が追いつかないとのことでした。フィルムで足りるか、窓自体を替える必要があるかもこの時点で伺っています。

  2. 現地調査

    西面の窓サイズ、単板か複層か、サッシの素材、日射の入り方、既存枠の傷みを確認しました。フィルムだけでは、今回の暑さは残りやすいと判断しています。

  3. プランとお見積り

    西面2箇所のカバー工法、遮熱型Low-Eガラスで金額を提示しました。工期が1日であることと、工事中も在宅できることもあわせて説明しています。

  4. 着工準備

    住みながらの工事になるため、該当の窓まわりを1日使えなくなることと、家具の退避範囲を事前に共有しました。

  5. 施工

    既存障子の撤去、カバー枠の取付、新しい窓の建込、開閉と気密の確認の順で進めました。

  6. お引き渡し

    開閉、ロック、隙間の状態を確認してお引き渡ししました。西日の入り方の変化と、カーテンの使い方もご説明しています。

完成後の暮らしと、同じお悩みの方へ

午後の西日がやわらぎ、冷房を強めなくても過ごせる時間が長くなったそうです。カーテンを全閉しなくてもよくなり、昼間の明るさも残っています。

「まずはフィルムで様子を見たい」と感じる方もいます。今回は単板ガラスとアルミ枠が残る計画を見送ることで、西日の熱そのものを落とす側に寄せています。

夏の暑さと西日でお悩みの方は、まず現地で日射の入り方とサッシの状態を確認するのが近道です。創進建設では、遮熱ガラスと施工方法の可否を同じ調査でご提案できます。栃木県内の戸建てでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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