結露対策としての内窓設置による断熱リフォーム提案

冬になると窓が濡れ、カーテンと窓枠のカビが気になる、とのご相談でした。創進建設が現地調査でサッシと結露の出方を確認し、シートや外窓交換ではなく内窓を付けた施工事例をもとに、費用・工期・工事の流れを解説します。

施工内容
窓リフォーム
施工エリア
栃木県宇都宮市
施工場所
リビング・子供部屋・寝室
工期
1日

冬の窓がびっしょり。拭いても追いつかない結露

結露で濡れた窓ガラスとカーテン

家族4人で暮らす戸建て住宅から、「冬の結露をなんとかしたい」とご相談をいただきました。北側の寝室とリビングの窓が毎朝濡れ、カーテンの裾が湿り、窓枠に黒ずみが出始めていたそうです。拭いても次の朝には戻るため、カビと木枠の傷みが心配でした。

ご希望として挙がっていたのは、結露防止シートを貼る方法です。窓を触らなければ費用も工期も小さく済むのでは、という考えでした。ただ、既存はアルミサッシの単板ガラスで、冬はガラスも枠も室内側まで冷えやすい現場でした。

ご質問の中心は、商品名より先に次の点です。

  • シートや除湿だけで、結露は止まるのか
  • 外窓を全部替えないと効果はないのか
  • 費用と工期の目安はどれくらいか

同じお悩みで検索される方も多いため、今回の計画を例に、判断の進め方と費用・工期を整理します。

結露がひどい窓から、樹脂の内窓をご提案

既存窓の内側に設置した内窓

当社からの提案は、既存の外窓はそのままに、室内側へ樹脂製の内窓を付ける方法です。今回は結露が強い北側の寝室と、使用時間の長いリビング、合わせて2箇所に絞っています。

結露は、暖かく湿った空気が冷えたガラスやサッシに触れて水になる現象です。毎日拭くことやシートは表面の水を減らしても、窓が冷えること自体は変わりません。内窓を付けると、既存窓とのあいだに空気の層ができ、室内側の面が冷えにくくなります。

費用と工期の目安は、窓のサイズと枚数、既存枠の深さがあるかを見てからお伝えしています。優先する窓が分かると、金額の幅は狭まります。

現地調査で、シートや外窓交換にしなかった理由

アルミサッシの結露を確認した現地調査

判断の根拠は現地調査です。グッズの有無より先に、ガラスが単板か、サッシがアルミか、結露がガラスだけか枠までか、内窓を収める深さを確認します。

ガラス単板で、冬の室内側が冷えやすい
枠アルミサッシが熱を伝え、枠にも水が付く
納まり既存枠に深さが足り、内窓が収まる

冬の朝に現地を見たところ、北側寝室はガラス全面に水が付き、カーテンと木枠まで湿っていました。リビングも下枠に水がたまりやすい状態です。結露防止シートは、貼った面の見え方が変わり、端から剥がれることがあり、枠の冷えは残りやすいです。

外窓の交換は効果は大きいですが、カバー工法でも開口まわりの工事が増え、今回の2箇所を1日で、既存の外観を残したまま、という希望には合いませんでした。外窓はまだ使える状態だったため、室内側に内窓を足す計画にしています。

今回見送った進め方

見送り

結露防止シートや拭き取りだけで済ませる

  • 窓と枠が冷える原因は残る
  • カーテンや木枠の湿りが戻りやすい
見送り

外窓を全部交換する

  • 既存の外窓はまだ使える
  • 範囲が広がり、1日では収まりにくい

結露を抑える内窓の施工ポイント

今回の工事で特に大切にしたのは、次の5点です。

  1. 1
    結露が強い窓から付ける

    家中を一度に施工せず、北側寝室とリビングの2箇所に絞りました。水が付きやすい窓から着手すると、体感の変化が出やすいです。

  2. 2
    既存窓とのあいだに空気層を残す

    内窓は室内側に立て、外窓との隙間を断熱の層にしています。ガラスを1枚足すだけでなく、この空気の層が効きます。

  3. 3
    内窓の枠は樹脂にする

    アルミは熱を伝えやすいため、室内側の枠は樹脂にしています。ガラス面だけでなく、枠の冷えも抑えやすくなります。

  4. 4
    ガラスは断熱寄りを選ぶ

    結露対策が目的のため、内窓のガラスは断熱性能を優先しています。部屋が暗くなりすぎない範囲で選んでいます。

  5. 5
    換気は残す

    内窓は湿気を閉じ込める設備ではありません。温度差を抑えるための設備です。24時間換気と、時々の窓開けはこれまでどおり使います。

結露対策は、シートの有無だけで決めると枠の冷えが残りやすいです。ガラスとサッシの素材、内窓が収まる深さを現地で確認してから、工事範囲を決めます。

今回の費用と工期の目安

内窓の断熱リフォームは、シート代より内窓本体と取付の比重が大きくなります。金額はサイズと枚数、ガラス仕様で変わります。最終金額は現地調査後に確定します。

今回のような計画 16〜30万円前後 内窓2箇所/樹脂・断熱ガラス
工期 1日 住みながらの工事が基本
サイズや枚数で変わる +8〜15万円 1箇所追加、特注サイズの場合
内窓本体(樹脂・断熱ガラス)1箇所あたり8〜15万円前後(サイズによる)
取付・既存まわりの調整上記に含む場合が多い
結露防止シートで抑える場合数千円〜2万円前後
外窓交換にする場合1箇所あたり12〜25万円前後

費用を抑えるなら、結露が強い窓だけ先に付ける計画が効きます。シートは初期費用は小さく済みますが、今回のように単板とアルミ枠が冷える現場では、翌朝に水が戻りやすいです。

今回の工事の流れ

今回は、シートの有無を先に決めず、結露の出方と既存サッシの状態を現地で確認してから工事へ進みました。住みながらの施工で、工期は1日です。

  1. ご相談

    冬の窓が濡れ、カーテンと窓枠のカビが気になるとのことでした。シートで足りるか、内窓や外窓交換が必要かもこの時点で伺っています。

  2. 現地調査

    ガラスが単板か、サッシがアルミか、結露が枠まで及ぶか、内窓を収める深さと開閉の余地を確認しました。外窓は残し、内窓2箇所が妥当と判断しています。

  3. プランとお見積り

    北側寝室とリビングの内窓、樹脂枠と断熱ガラスで金額を提示しました。工期が1日であることと、工事中も在宅できることもあわせて説明しています。

  4. 着工準備

    住みながらの工事になるため、該当の窓まわりを半日ほど使いづらくなることと、カーテンの取り外しを事前に共有しました。

  5. 施工

    既存の内回りを確認し、内窓枠の取付、障子の建込、開閉と気密の確認の順で進めました。外窓は外していません。

  6. お引き渡し

    内窓の開閉、ロック、既存窓との隙間の状態を確認してお引き渡ししました。換気の使い方と、結露が減ったあとの窓枠の見方もご説明しています。

完成後の暮らしと、同じお悩みの方へ

翌朝の窓拭きがほとんど不要になり、カーテンの湿りも落ち着いたそうです。窓の近くの冷えが和らぎ、暖房を強めなくても過ごしやすくなっています。

「まずはシートで様子を見たい」と感じる方もいます。今回はシートを見送ることで、窓が冷える側そのものを落とす計画にしています。

冬の結露でお悩みの方は、まず現地でガラスとサッシの状態、内窓が収まる深さを確認するのが近道です。創進建設では、内窓の可否と優先する窓の選び方を同じ調査でご提案できます。栃木県内の戸建てでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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