1階の和式が使いにくく、機能は欲しいが上位機種まではいらない、とのご相談でした。創進建設が現地で排水芯と電源、間口を確認し、壁掛け便器や最上位の自動開閉ではなく、床置きのタンクレスと壁付け手洗いに絞った施工事例をもとに、費用・工期・工事の流れを解説します。
和式の踏込がつらく、便座の機能も足りない
さくら市の戸建てにお住まいの家族から、「和式を洋式に替えたい。洗浄便座は欲しいが、高い機種は必要ない」とご相談をいただきました。1階のトイレは床に埋め込まれた和式で、踏込のタイルは欠け、金隠し側の配管が見えています。来客が使いづらく、冬は便座もなく冷たい、とのことでした。
ご希望として挙がっていたのは、自動開閉と自動洗浄まで付いた一体型に替える方法と、壁掛け便器で床を空ける方法です。機能が多いほど快適、床が拭きやすいほど掃除が楽、という考えでした。ただ、最上位は本体だけで金額が大きく、壁掛けはキャビネットと固定の工事が増え、今回の「必要な機能だけ」という希望とはずれやすい現場でした。
ご質問の中心は、商品名より先に次の点です。
- 和式のままで便座だけ足すことはできるのか
- タンクレスにしないと、手洗いは付けられないのか
- 自動開閉まで付けないと、高機能とは言えないのか
同じお悩みで検索される方も多いため、今回の計画を例に、判断の進め方と費用・工期を整理します。
既存の排水芯で床置きタンクレスと、壁付け手洗いをご提案
当社からの提案は、和式を外して床をフラットにし、同じ排水位置に床置きのタンクレストイレを置く方法です。機能は温水洗浄、暖房便座、脱臭までにしています。壁には手洗いボウル付きの収納を付け、紙類を床置きしない納まりです。床はタイル、壁は一部を木目のボーダーにして、暗い和式の印象を変えています。壁掛け便器と、自動開閉・自動洗浄の最上位は、今回の5日と予算には入れていません。
和式に便座を足す方法は工事は小さい一方、踏込と目地の汚れ、使いづらさは残ります。壁掛けは床が拭きやすい反面、専用の固定とキャビネットが必要で、本体も高くなりやすいです。今回は床置きの一体形で配管を後ろに隠し、手洗いは壁付けで足りる範囲にしています。
費用と工期の目安は、和式の排水芯、床下の高さ、電源、間口、手洗いの給水を見てからお伝えしています。洋式が既存の芯に載るかどうかが分かると、金額の幅は狭まります。
現地調査で、最上位機や壁掛け便器にしなかった理由
判断の根拠は現地調査です。リモコンの色より先に、和式の排水芯、金隠し側の配管、床下、コンセント、ドアの開き、間口を確認します。
和式は便器が床に載っているのではなく、床に埋め込まれています。開口を閉じないと、床下から湿気と臭いが戻ります。機能の話より先に、床をフラットにする工事が必要でした。
自動開閉は便利ですが、今回は毎日使う洗浄と暖房、脱臭が先でした。フタの自動は後から便座側で足せる機種もあります。壁掛けは掃除の面は分かりやすい一方、今回の木軸と5日では、床置きの方が納まりと金額の見通しが立てやすい現場でした。
今回見送った進め方
自動開閉・自動洗浄まで付いた最上位の一体型
- 本体代が大きく、今回欲しい洗浄・暖房・脱臭を超える
- 和式の床処理と内装に回す予算が減る
壁掛け便器で床を空ける
- 専用の固定と背面キャビネットが増え、金額が上がりやすい
- 今回は床置きでも配管を隠せる間口があり、優先度は低かった
機能を足しすぎない施工ポイント
今回の工事で特に大切にしたのは、次の5点です。
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1
和式の開口を閉じてから、洋式を載せる
穴を残すと床下から湿気が戻ります。排水芯は動かさず、開口を洋式のサイズまで直してから据えています。
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2
機能は温水洗浄、暖房、脱臭までに絞る
自動開閉や自動洗浄は後からでも足せる場合があります。今回は毎日使う3点を本体に載せ、金額を内装側へ回しています。
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3
手洗いはタンク上ではなく、壁付けにする
タンクレスにはタンク上の手洗いがありません。壁付けなら給水は短く、紙類も床に置かずに済みます。
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4
既存のコンセントを活かす
電源を新しく引くと電気工事が増えます。今回は壁のコンセント位置で足りたので、5日を床と内装に使っています。
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5
リモコンは座って届く高さにする
高い位置だと、毎日の操作がしにくいです。座った肩のあたりに付け、誤って肘が当たらない壁面を選んでいます。
今回の費用と工期の目安
和式から洋式への改修は、本体代より床の開口処理と内装の比重が大きくなります。最終金額は現地調査後に確定します。
| 床置きタンクレス(洗浄・暖房・脱臭) | 22〜38万円前後 |
|---|---|
| 壁付け手洗い・収納 | 8〜16万円前後 |
| 和式撤去・床処理・内装 | 22〜35万円前後 |
| 最上位の自動機能、壁掛け便器、芯の移動 | 別途(工期も延びやすい) |
費用を抑えるなら、組み合わせ便器に温水洗浄便座を載せる方法もあります。今回はタンクレスで後ろの配管を隠し、手洗いを壁に付けた方が、狭い1階では物が床に残りにくい判断です。最上位は機能は多いですが、今回の使い方と5日の内装には回りにくいです。
今回の工事の流れ
今回は、機種の色から決めず、排水芯と電源、間口、欲しい機能を現地で確認してから工事へ進みました。工期は5日です。
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ご相談
和式の使いづらさと、洗浄便座は欲しいが上位まではいらない、とのことでした。壁掛けにするかもこの時点で伺っています。
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現地調査
排水芯、床下、コンセント、間口を確認しました。最上位一体型と壁掛けは見送る判断をしています。
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プランとお見積り
床置きタンクレスと壁付け手洗い、床壁の範囲で金額を提示しました。工期が5日であることと、使えない日もあわせて説明しています。
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着工準備
トイレ内の荷物を下げ、工事期間中の代替を事前に共有しました。
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施工
和式の撤去、床の開口処理、配管、便器、手洗い、床壁、試水の順で、5日かけて進めました。
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お引き渡し
洗浄、暖房、脱臭、手洗い、リモコン位置を確認してお引き渡ししました。使わない機能を無理に回さない目安もご説明しています。
完成後の暮らしと、同じお悩みの方へ
踏込がなくなり、冬も便座が冷たくないそうです。紙類は壁の収納に入り、床に物を置かずに済んでいます。
「まずは一番上の機能まで付けたい」と感じる方もいます。今回は和式の床処理と、毎日使う洗浄・暖房・脱臭、手洗いを同じ5日で揃えています。
高機能トイレの改修を検討中の方は、まず現地で和式か洋式か、排水芯と電源、間口を確認するのが近道です。創進建設では、床置きと壁掛け、載せる機能の範囲を同じ調査でご提案できます。栃木県内の戸建てでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。