塩谷町で和室の押入れをクローゼットに変えるリフォームプランをご紹介。収納の悩みから、折れ戸と枕棚・洋服パイプの提案、選定理由、施工ポイント5つ、費用の参考相場と工期2日の流れまで詳しく解説します。
奥の服が取り出しにくい。和室に衣類があふれる押入れの悩み

塩谷町で和室の押入れをクローゼットに変えたいと考えたとき、最初に整理したいのが、今の収納のどこに不便を感じているかです。布団をしまうための中段があると長いコートを掛けにくく、深い奥行きにケースを前後に並べると、奥の物を出すたびに手前の荷物を動かすことになります。
その結果、よく着る服だけを室内のハンガーラックへ移し、押入れには使う機会の少ない物が残ることもあります。収納そのものはあるのに、和室の床に物が増え、掃除や布団の上げ下ろしがしづらくなる。こうした使い方を変えるには、扉を新しくするだけでなく、何をどこにしまい、どう取り出すかまで見直す必要があります。
今回ご紹介するのは、既存の押入れの場所を生かし、衣類を掛ける収納と棚収納を組み合わせるリフォームプランです。計画では次の3点を優先します。
- 毎日着る服を一目で見渡せて、手前の物を動かさずに取り出せること
- 来客用の布団や季節用品など、残しておきたい物にも置き場所をつくること
- 和室の雰囲気と生活動線を保ち、工事範囲と予算を無理なく決められること
収納量を増やすことだけが目的ではありません。朝の支度、洗濯物を戻す作業、季節の入れ替えが続けやすい収納へ整えることが、押入れをクローゼットに変える大きな意味です。
当社からの提案は、折れ戸と枕棚・洋服パイプを組み合わせた収納

当社からご提案するのは、使い方に合わない中段を見直し、上部に枕棚、その下に洋服パイプを設ける構成です。衣類は掛けて収納し、下部には手持ちの引き出しやバッグを置く場所を確保します。毎日使う物を無理なく手の届く高さへ集め、上の棚には軽く使用頻度の低い物を配置する考え方です。
商品選びでは、Panasonicの収納用建具と収納用内部パーツを候補にします。折れ戸は開けた際に収納内部を見渡しやすく、大きな荷物を出し入れする計画にも向いています。既存の鴨居や敷居が健全で対応寸法に納まる場合は、枠を生かす「和室リフォーム折れ戸」も比較し、壁や床をどこまで直す必要があるかを検討します。
ただし、折れ戸には開閉時の張り出しがあります。近くにベッドや机を置いている場合は、家具との距離を確かめ、引戸を含めて選びます。色柄も扉単体で決めず、既存の柱、畳の縁、隣の建具とのつながりを見ながら選ぶと、和室の落ち着きを保ちやすくなります。
内部寸法は収納物に合わせて決定します。長いコートが床やケースに触れない高さ、ハンガーの肩が扉に当たらない奥行き、引き出しを最後まで引ける開口幅を確認します。布団を残す場合は片側を棚収納にするなど、すべてを衣類用へ変えない選択も可能です。
現地調査で、扉交換だけ・収納家具の追加だけにしない理由

計画を決める前に、押入れの幅・高さ・奥行きだけでなく、床の傷み、壁の湿気、棚を支える下地を確認します。収納ケースの寸法が合っていても、折りたたんだ扉が引き出しの前に残れば使いにくくなります。開口寸法と実際に物が通る幅は分けて考えることが大切です。
襖だけを交換すれば見た目は変わりますが、中段が衣類を掛ける妨げになっている場合、その不便は残ります。また、和室に大きな収納家具を追加すると、歩く場所や布団を敷く場所が狭くなることがあります。今回のプランは、既存の収納の位置を利用して、室内に出ている衣類を戻しやすくすることを重視しています。
一方、布団が収納の中心で、内部の傷みもない場合には、大きくつくり替えず整理用品で改善できる可能性もあります。改修する範囲は、収納の目的と現況を見比べて決めます。費用をかける部分と残す部分を分けることが、無駄のない計画につながります。
今回のプランで優先しない進め方
襖だけを新しい扉へ交換する
- 内部の中段やパイプ位置の不便が残りやすい
- 床・下地の傷みや湿気は、別に確認する必要がある
室内に収納家具を増やす
- 和室の通路や布団を敷く場所を圧迫する場合がある
- 押入れの奥を使いにくい問題が残ることがある
毎日の出し入れをラクにする、施工で重視する5つのポイント
収納の使いやすさは、見える扉と見えない下地の両方で決まります。創進建設では、このプランを具体化する際に次の5点を確認します。
- 1中段の撤去前に、残す柱・壁と固定部分を確認する
取り外せる棚と、建物を支える部材を区別します。既存枠を利用する場合も、反りや傷み、取付金具を固定できる状態かを確認します。収納を広く見せるために、必要な部材まで取り除くことはしません。
- 2棚・洋服パイプ・床を、収納物の重さに合わせて整える
衣類をまとめて掛けるパイプや、大きなケースを置く床には荷重がかかります。下地の位置と固定方法を確認し、製品ごとの許容荷重を守って計画します。棚を増やす場合も、支え方とたわみを確認して取り付けます。
- 3扉を開けたときの有効幅と、引き出しの動きを合わせる
閉じたときの見た目だけではなく、折れ戸が寄る位置とケースの引き出しを確認します。棚やパイプの取付位置は、扉・取っ手・衣類の干渉も見て決定。収納前に立つ場所や、掃除機を動かす空間も残します。
- 4湿気や染みの原因を確認してから内装を仕上げる
外壁に面する収納や、かび臭のある押入れは、原因に応じた補修を先に検討します。内装材の張り替えだけで湿気がなくなるとは限りません。完成後も衣類を詰め込みすぎず、空気を入れ替えられる使い方を共有します。
- 5和室を養生し、使い方まで確認して引き渡す
畳や既存の柱、搬入経路を保護し、ほこりや資材の置き場に配慮して施工します。完成後は開閉、取っ手、棚の固定、床との取り合いを確認。実際の収納用品を戻す前に、お手入れと荷重の注意点をご案内します。
押入れのクローゼット化にかかる費用と工期の目安
費用は、既存枠を残すか、扉を枠ごと交換するか、内部の床や壁をどこまで補修するかで変わります。目安を知る参考として、LIXILリフォームショップの公式コラムでは、扉交換が5万〜12万円、本格的なクローゼット化が5万〜25万円と案内されています。
上記は当社の確定見積もりや掲載商品のセット価格ではなく、第三者の公表する参考相場です。税の扱い、撤去処分、補修、諸経費などを含む範囲は、個別の見積書で確認します。特注寸法や傷んだ下地の補修、電気工事が加わる場合は、この範囲を超えることがあります。
| 建具本体・取付部材 | 扉の幅・高さ、色柄、開閉方式、既存枠利用の可否を確認 |
|---|---|
| 撤去・処分・養生 | 襖や中段などを外す範囲、搬入経路と家具の保護を確認 |
| 床・壁・下地の補修 | 傷み、固定下地、湿気対策に必要な工事を分けて記載 |
| 内部パーツ・仕上げ・取付 | 棚の枚数、パイプ、内装仕上げ、取付調整の範囲を確認 |
見積もりを比べる際は、合計額だけでなく、この4つの範囲をそろえることが大切です。解体して初めて分かる傷みについては、追加工事の内容と金額を確認してから進める段取りを決めます。
費用参考:LIXILリフォームショップ「押入れをクローゼットにリフォームするには?」
ご相談からお引き渡しまでの流れと、2日間の施工計画
施工日数の目安は2日ですが、収納が使えない間の荷物の置き場と、和室を使う予定を先に確認します。商品の製作や取り寄せ期間は別に必要です。下地の傷みが大きい場合などは、無理に2日へ収めず工程を調整します。
- ご相談
衣類が掛けにくい、奥の荷物が出せないなど、困っている動作をお聞かせください。収納全体と内部の写真、残したいケースや布団の量が分かると、検討する範囲を整理しやすくなります。
- 現地調査
間口・高さ・奥行き、枠の傾きや床の状態、湿気の痕跡を確認します。家具を置いたまま扉を開けられるか、室内の通路と工事の搬入経路も合わせて確認します。
- プランとお見積もり
扉の種類、棚とパイプの位置、内部の仕上げ、撤去と補修範囲をご説明します。衣類中心の案と布団を残す案などを比較し、収納量と予算に合う内容へ絞り込みます。
- 着工準備
押入れの荷物を一時的に移し、作業場所と資材置き場を確保します。畳、柱、廊下を養生し、作業中に使えない場所や音が出る時間帯を共有します。
- 施工(2日間の目安)
【1日目】既存建具や不要な中段を撤去し、床・壁・固定下地の確認と必要な補修、内部の造作を行います。
【2日目】建具と収納パーツの取付、仕上げ、開閉調整を進めます。工程は補修量や仕上げ材の条件によって前後します。 - お引き渡し
扉の開閉、棚やパイプの固定、ケースの出し入れを確認します。荷重の条件、日常のお手入れ、湿気をためにくい使い方をご案内し、使い始めて気になる点があればご相談いただきます。
完成後に目指す暮らしと、押入れの見直しをご検討中の方へ
このプランで目指すのは、毎朝の服選びと、洗濯した衣類を戻す作業が自然につながる収納です。掛ける場所が決まれば、室内のラックへ仮置きする物を減らしやすくなり、和室の床を掃除しやすい状態へ整えられます。押入れの奥へしまい込む使い方から、見渡して取り出す使い方へ変える計画です。
完成した直後にすべてを詰め込まず、毎日使う物から戻していくこともポイントです。高い棚は軽い季節用品、取りやすい位置は日常の衣類というように、使う頻度で置き場所を分けます。将来、収納する物が変わることも考え、棚の追加や位置変更が可能な範囲を確認しておくと長く使いやすくなります。
「畳を残して収納だけ変えたい」「布団もしまいたい」「今の枠を使って費用を抑えたい」など、希望は一つでなくても構いません。塩谷町で押入れのクローゼット化をご検討中の方へ、創進建設が現地の寸法と状態を確認し、収納計画・費用・工期を分かりやすくご案内します。収納リフォームのご相談はこちら。