古い電気温水器からのエコキュート設置

古い電気温水器の電気代と突然の停止が心配、とのご相談でした。創進建設が現地調査で設置スペースと電源を確認し、同型交換や旧位置への無理な同居ではなく、側面通路へ貯湯タンクとヒートポンプを置いた施工事例をもとに、費用・工期・工事の流れを解説します。

施工内容
エコキュート設置
施工エリア
栃木県高根沢町
施工場所
キッチン回り・犬走り
工期
3日

電気代が気になり、突然止まらないかも心配

外壁際に置かれた白い電気温水器と、隣の壁に残るサビ跡

高根沢町の戸建てにお住まいの家族4人から、「古い電気温水器を替えたい」とご相談をいただきました。設置から10年を超えており、外壁際の白いタンクの横には、水のにじみによるサビ跡が残っています。冬は沸き上がりの電気代が気になり、部品の供給がいつまで続くかも不安でした。

ご希望として挙がっていたのは、同じ位置に電気温水器の新品を置く方法です。形が似ていれば工事も小さく済むのでは、という考えでした。ただ、電気温水器はヒーターで水を温める仕組みのままなので、タンクを新しくしても、使い方によっては電気の使われ方は残りやすい現場でした。

ご質問の中心は、商品名より先に次の点です。

  • 同じ電気温水器に替えるだけで足りるのか
  • 今の位置に、エコキュートのタンクと室外機が両方入るのか
  • 費用と工期の目安はどれくらいか

同じお悩みで検索される方も多いため、今回の計画を例に、判断の進め方と費用・工期を整理します。

電気温水器は外し、側面通路へタンクとヒートポンプを置く

白い外壁と木フェンスの間、砂利の上の基礎に据えた貯湯タンク

当社からの提案は、既存の電気温水器を外し、エコキュートへ替える方法です。貯湯タンクは家の側面、砂利の通路と木フェンスのあいだにコンクリート基礎を打ち、その上へ据えています。ヒートポンプはタンクの近くで、フェンスに密着しない位置に置いています。タンク容量は370Lのフルオートです。

同型の電気温水器交換は、初期費用は抑えやすい一方、お湯の作り方はヒーターのままです。旧位置にタンクとヒートポンプを並べると、吸排気と点検の空きが足りません。床暖房付きの上位機や550Lは、通路幅と基礎、工期3日の範囲から外しています。

費用と工期の目安は、基礎の大きさ、配管の延長、分電盤の空きを見てからお伝えしています。既存の200Vが使えるかどうかが分かると、金額の幅は狭まります。

現地調査で、同型交換や旧位置への同居にしなかった理由

基礎の上に並ぶ貯湯タンクと、ファン付きのヒートポンプ

判断の根拠は現地調査です。機種名より先に、今のタンク周り、側面通路の幅、隣家との距離、電源を確認します。

既存位置壁際で奥行きが足りず、タンクとヒートポンプを並べると吸排気が取れない
側面通路砂利の上に基礎が打て、フェンスとのあいだに点検の空きが残せる
電源電気温水器の200Vが流用でき、幹線の新設は不要

既存の電気温水器は外壁に沿って置かれており、横幅はタンク1台分です。エコキュートは貯湯タンクに加え、空気から熱を集めるヒートポンプが別置きになります。旧位置のまま2台を押し込むと、吹き出しがフェンスや壁に当たり、点検も難しくなります。

側面は砂利敷きで、隣地側に木フェンスがあります。基礎を建物から少し離して据え、満水時の重さを地面へ直接かけない納まりにしています。家族4人で、浴槽へのお湯はりもある使い方だったため、給湯専用ではなくフルオートにしています。

今回見送った進め方

見送り

電気温水器の同型交換

  • 初期費用は抑えやすいが、ヒーターで沸かす仕組みは残る
  • 今回の悩みは、電気代と部品の寿命が重なっている
見送り

旧位置にタンクとヒートポンプを並べる

  • 吸排気と点検の空きが足りず、フェンスとの距離も狭い
  • 床暖房付きの上位機や550Lは、通路幅と3日の工期に合わない

交換後も使いやすくする施工ポイント

今回の工事で特に大切にしたのは、次の5点です。

  1. 1
    既存の電気温水器を外し、配管と漏水跡を見てから基礎を作る

    見た目のサビだけでなく、足元の水のにじみも確認します。地面の状態を見てから、基礎の厚みを決めています。

  2. 2
    貯湯タンクは側面通路の基礎の上へ据える

    満水時は重量が大きいため、砂利の上へ直置きしません。建物外壁からも少し離し、点検できる幅を残しています。

  3. 3
    ヒートポンプはフェンスに密着させない

    空気を取り込む機器なので、囲いすぎると効率が落ちます。吹き出し方向と、隣家への音も現地で見ています。

  4. 4
    200Vは既存回路を確認し、足りない分だけ分電盤を触る

    電気温水器があった家は、電源を流用できることが多いです。幹線を新しく引き直す工事は、今回は入れていません。

  5. 5
    浴槽側の配管は、追いだきの有無を見てから接続する

    給湯だけの機種にすると工事は短く済みますが、今回はお湯はりと追いだきがある使い方でした。浴室までの配管を現地でつなぎ、試運転まで3日に収めています。

電気温水器からエコキュートへの交換は、タンクを置くだけで終わりません。ヒートポンプの空きと、既存の200Vが使えるかを現地で確認してから、工事範囲を決めます。給湯省エネ2026などの補助は定額で、対象機種と電気温水器の撤去加算は年度の条件があります。契約前に、その時点の要件をご案内しています。

今回の費用と工期の目安

電気温水器からエコキュートへの交換は、機器代に加え、基礎・配管・電気の比重が大きくなります。金額は容量、配管の延長、分電盤の状態で変わります。最終金額は現地調査後に確定します。

今回のような計画 70〜110万円前後 370Lフルオート/撤去・基礎・配管・電気を含む
工期 3日 お湯が使えない時間は事前に共有
基礎や配管で変わる +8〜25万円 配管延長、分電盤改修、薄型や550Lが多い場合
電気温水器の撤去・処分3〜8万円前後
貯湯タンク・ヒートポンプ(370L前後)45〜75万円前後
基礎・配管・電気・試運転18〜30万円前後
床暖房付き・550L・薄型特注別途(工期も延びやすい)

費用を抑えるなら、電気温水器の同型交換から始める方法もあります。ただし今回のように電気代と部品寿命が重なっている場合は、タンクだけ新しくしても、お湯の作り方は残りやすいです。補助を見込む場合も、半額になる、といった説明はしていません。定額の対象かどうかは、機種と着工時期で確認します。

今回の工事の流れ

今回は、機種名から決めず、設置スペースと電源、浴槽側の配管を現地で確認してから工事へ進みました。お湯が止まる時間があるため、工期は3日です。

  1. ご相談

    電気代と、突然止まらないかが心配とのことでした。同型交換で足りるか、今の位置に置けるかもこの時点で伺っています。

  2. 現地調査

    既存タンク周り、側面通路の幅、フェンスとの距離、200V、浴室配管を確認しました。同型交換と旧位置への同居は見送る判断をしています。

  3. プランとお見積り

    370Lフルオート、側面通路への基礎、既存電源の流用で金額を提示しました。工期が3日であることと、お湯が使えない時間もあわせて説明しています。

  4. 着工準備

    基礎の位置と搬入経路を確認し、荷物や植栽の退避が必要かを事前に共有しました。補助を使う場合は、契約前の申請タイミングも確認しています。

  5. 施工

    撤去、基礎、タンクとヒートポンプの据付、配管、電気、試運転の順で、3日かけて進めました。

  6. お引き渡し

    給湯温度、お湯はり、追いだき、漏水、運転音を確認してお引き渡ししました。深夜の沸き上げと、リモコンの見方についてもご説明しています。

完成後の暮らしと、同じお悩みの方へ

タンクは側面に移り、道路側からは目立ちにくくなっています。お湯はりはリモコンで指示でき、冬の沸き上げも以前より電気の使われ方が落ち着いた、とのことでした。

「まずは同じ電気温水器に替えたい」と感じる方もいます。今回はタンクとヒートポンプを置ける場所を現地で分けたことで、旧位置の狭さと、ヒーター給湯の電気代が同時に整理されています。

古い電気温水器からの交換を検討中の方は、まず現地で設置スペースと、既存の200Vを確認するのが近道です。創進建設では、機器・基礎・配管・電気の範囲を同じ調査でご提案できます。栃木県内の戸建てでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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