畳を撤去して下地と高さを整えるフローリング変更。床材の選び方、隣室との段差、集合住宅の条件、費用と5日工程の目安を紹介します。
- 施工内容
- 内装リフォーム(壁紙・床)
- 施工エリア
- 栃木県那須烏山市
- 施工場所
- 和室・リビング・客間
- 工期
- 5日
畳の部屋を、今の暮らしに合わせて使いやすくする

和室にベッドや机を置いて使いたい、畳の傷みが目立ってきた、掃除をしやすい床へ替えたい。暮らし方が変わると、以前は客間だった和室を日常の部屋として使う機会が増えます。畳からフローリングへの変更は、その使い方を見直すリフォームの一つです。
今回ご紹介するのは、畳を撤去して下地を確認し、床の高さを調整したうえでフローリングへ張り替える提案です。床材の色を選ぶだけでなく、隣室との段差、襖や引き戸の動き、置く家具を確認します。和室の柱や建具を生かす場合も、床との色合いを整えることで落ち着いた空間を検討できます。
- ベッドや椅子を置く生活に合わせて床を見直したい
- 畳の傷みをきっかけに、日々のお手入れを変えたい
- 和室の雰囲気を生かしながら隣の部屋とつなげたい
畳には座ったり横になったりしやすい特徴があるため、床を替えた後の過ごし方も確認します。布団を使い続けるのか、ソファを置くのかで計画は変わります。目的が畳の傷みの改善だけなら畳を更新する選択肢も含め、使い方に合う方法を比較します。
当社からの提案は、下地を整えて張る木目のフローリング

床材の候補として、DAIKEN「トリニティ」をご紹介します。木目の表情と床材の端部の意匠に配慮したシリーズで、さまざまな色柄から室内に合う雰囲気を検討できます。木目の濃淡や板幅が部屋の見え方に与える違いを確認し、既存の柱、建具、家具と合わせて選びます。
フローリングは製品ごとに施工できる下地や、傷・水濡れ・床暖房などへの対応が異なります。見た目が同じようでも使用条件が同じとは限らないため、採用する品番で必要な性能を確認します。ペットと暮らす場合やキャスター付きの椅子を使う場合も、その条件に合う床材と使い方を検討します。
明るい床色は部屋を軽やかにまとめやすく、濃い色は既存の木部と合わせて落ち着いた印象を検討できます。ただし、小さな色見本と部屋全体では見え方が変わります。日中と照明を点けたときの色を確認し、床だけが周囲から浮かない組み合わせに整えます。
フローリングへ替えると、畳とは足触りや硬さが変わります。床に直接座ることが多い場合はラグや置き畳を使う案も検討できますが、敷きっぱなしによる湿気や滑り、段差には配慮が必要です。家具の配置と合わせて、完成後の過ごし方をご案内します。
現地で確認するのは、下地・高さ・床材の適合条件

畳とフローリングでは厚みが異なるため、畳を外して床材を置くだけでは高さが合わないことがあります。現地では畳の厚さ、敷居や隣室の床の高さ、既存下地の状態を確認します。必要な高さ調整と下地の構成を決めてから、床材と仕上がり位置を検討します。
床の沈み、たわみ、湿気の跡などを確認します。畳を外して初めて分かる傷みもあるため、追加補修が必要な場合の進め方を事前に共有します。
出入口と収納、引き戸の開閉を確認します。段差を抑える希望がある場合は、仕上げの高さと建具の納まりを照合し、対応可能な範囲を説明します。
戸建てか集合住宅か、床の構造と暖房設備を確認します。集合住宅では管理規約や必要な遮音条件を確認し、指定条件に合う床の構成を選びます。
柱、襖、壁や天井を生かし、床との色合いを整えます。工事範囲を絞れる一方、敷居との関係や家具の配置は確認が必要です。
床とともに壁紙、建具、収納、電源位置を検討します。寝室や仕事部屋にする目的に合わせ、床工事と追加工事を分けて比較します。
集合住宅では、一般的な木質下地用の床材をそのまま選べるとは限りません。仕上げ材だけでなく下地を含む構成、管理組合への申請、工事可能な時間帯を確認します。遮音性能の表示も施工条件と合わせて判断し、床材の名称だけで承認条件を満たすと考えないようにします。
床下の寒さや湿気が気になる場合は、床を開く機会に関連する状態を確認します。ただし、フローリングを張るだけで断熱や湿気の問題が解決するわけではありません。必要な対策があれば、床の張り替えとは分けて工事内容と費用をご説明します。
歩きやすさと納まりを整える施工ポイント5つ
床は毎日歩き、家具を置く場所です。仕上げの木目だけでなく、下地の状態と固定、出入口の納まりを確認し、使い始めてから気になる部分を減らす施工を行います。
- 1畳を撤去して下地の状態を確認する
床下地に傷みや湿気、沈みがないかを確認します。想定と違う状態が見つかった場合は補修範囲を説明し、原因への対応を検討してから次の工程へ進みます。
- 2仕上げ高さに合わせて下地を整える
敷居と隣室の高さを基準に下地構成を調整します。必要な支持と固定を確保し、床材の施工条件に合う平らな面をつくります。
- 3床材の割り付けと張る方向を決める
部屋の形、出入口、隣室とのつながりを確認します。端部に細い材料が集中しないかも検討し、見た目と納まりの両方を考えて配置します。
- 4指定の方法で固定し端部を仕上げる
メーカーの施工要領に沿って接着や固定を行います。壁際、敷居、柱まわりを適切に納め、必要な見切りや巾木を取り付けて仕上げます。
- 5歩行と建具の動きを確認する
部屋全体を歩き、床鳴りや沈み、端部の状態を確認します。引き戸や収納の開閉、出入口の段差を確かめ、清掃と家具を戻す準備を行います。
費用は、床材と下地・撤去・建具の調整を分けて確認
畳からフローリングへの工事費は、部屋の面積、床材、下地の状態、高さ調整の方法で変わります。同じ六畳でも実際の寸法や部屋の形が異なるため、畳数だけで金額を決めず、現地の採寸と調査に基づいてお見積もりします。
| 撤去と処分 | 畳の搬出・処分、家具の移動、通路の養生 |
|---|---|
| 下地と高さ調整 | 既存下地の補修、必要な下地材、隣室との調整 |
| フローリングと仕上げ | 床材の仕様・数量、見切り、巾木、施工費 |
| 付帯工事 | 建具の調整、関連する断熱や内装、点検口の対応 |
予算を調整する場合は、床材の色柄やグレード、壁や天井まで工事するかを比較します。一方、下地の傷みを残したまま上から張ると、完成後の不具合につながることがあります。必要な補修は確保し、今回行う部分と将来に分けられる部分を整理します。
5日は、一室の畳撤去、下地調整、床張りと仕上げを想定した工程の目安です。傷みの範囲、床の構造、集合住宅の工事条件、材料の手配などによって変わります。見積書には工事範囲と税・諸経費を含む総額、追加対応が必要になった場合の確認方法を明記します。
ご相談から完成まで。部屋を空ける準備を含む6段階
床工事中は、その部屋の家具や荷物を移動する必要があります。家具を同じ部屋の中で動かしながら作業できるとは限らないため、事前に保管場所を決めます。寝室として使っている場合は、工事期間中の寝る場所も調整しておきます。
- 使い方とご希望の確認
ベッド、机、ソファなど置きたい家具と、現在気になる床の状態を伺います。和室のどの部分を残したいかも確認します。
- 現地調査と採寸
畳の厚さ、下地、敷居、隣室の高さを確認します。集合住宅では管理規約と申請に必要な条件も整理します。
- 床材とお見積もり
色柄と必要な性能を比較し、品番と下地構成を決定します。補修、仕上げ、付帯工事の範囲と費用をご説明します。
- 手配と着工前の移動
床材を手配し、家具と荷物の移動、搬入経路を確認します。作業時間やほこりへの養生、隣室の使い方を調整します。
- 撤去・下地・床張り
【1日目】養生と畳の撤去、下地確認。
【2日目】必要な補修と高さ調整。
【3〜4日目】下地とフローリングの施工、端部の仕上げ。
【5日目】建具・歩行の確認、清掃。材料や現地条件により工程を調整します。 - 確認とお引き渡し
床の状態と出入口の納まりを一緒に確認します。家具を戻す時期、保護材、掃除や水拭きの方法をご案内します。
家具を置きやすく、お手入れしやすい日常の部屋へ
目指すのは、今の生活に合う使いやすい床へ整えることです。畳を撤去して下地と高さを確認することで、仕上げの見た目だけでなく、家具の配置や隣室との行き来も含めて検討できます。残した和室の木部と床色を合わせれば、落ち着いた雰囲気を生かすこともできます。
完成後は、砂やほこりを取り除き、汚れは床材の取扱説明書に合う方法で拭き取ります。水をこぼしたら放置せず、濡れたマットを敷き続けないようにします。ワックスや洗剤は製品への適合を確認し、床暖房がある場合は対応する使い方を守ります。
「和室を寝室や仕事部屋へ変えたい」「畳からフローリングに替えたい」「段差や下地も一緒に見てほしい」という方は、創進建設へご相談ください。栃木県内のお住まいの状態に合わせて、床材、施工方法、費用と日程をご案内します。和室・床リフォームのご相談はこちら。