
賃貸でも安心して使える貼って剥がせる壁紙。傷を残さず簡単に模様替えでき、DIY好きにもぴったりな空間アレンジ術をご紹介します。
- 施工内容
- 内装リフォーム(壁紙・床)
- 施工エリア
- 栃木県那須町
- 施工場所
- リビング・子供部屋・寝室・和室
- 工期
- 1日
賃貸OKの貼って剥がせる壁紙とは

賃貸物件に住んでいると、壁の色や柄を変えてみたいと思っても「原状回復」がネックになり、自由に模様替えできないと感じる方が多いものです。そんな悩みを解決してくれるのが、貼って剥がせる壁紙です。
このタイプの壁紙は、粘着面に特殊な素材を使用しており、壁にしっかりと密着しながらも、剥がす際には糊や傷が残らない仕様になっています。一般的なクロス貼り替えと違い、施工時に接着剤や下地処理が不要なため、DIY初心者でも扱いやすいのが魅力です。
さらに、貼って剥がせる壁紙は豊富なデザインとカラーが揃っており、単色のシンプルなものから大胆な柄まで選び放題。模様替えのハードルをぐっと下げてくれるため、季節や気分に合わせて気軽にインテリアを変えることができます。
従来の壁紙との違いと特徴
従来の壁紙リフォームは、専門業者による接着剤施工が基本で、一度貼ったら簡単には剥がせません。これに対し、貼って剥がせるタイプは粘着シート方式で、糊残りが少なく、壁の下地を傷めにくい構造です。賃貸契約の「現状復帰義務」にも対応しやすく、原状回復の費用リスクを回避できます。
原状回復が可能な理由
この壁紙は、剥がす際に壁の塗装やクロスを剥ぎ取らない粘着力に調整されています。多くは再剥離性のアクリル系粘着剤を使用しており、湿気や温度変化にも耐えられるよう工夫されています。そのため、退去時には壁を傷つけず、元の状態に戻せるのが最大の魅力です。
貼り方・剥がし方の基本
貼る際は、まず壁面のほこりや汚れを乾拭きで取り除き、シートの端から少しずつ台紙を剥がしながら貼り付けていきます。空気が入らないようにスキージーやタオルで押さえながら貼るのがコツです。剥がすときは、端からゆっくりと引っ張るように剥がせば、壁を傷めることなく簡単に撤去できます。
壁紙で部屋の印象を変えるアイデア

壁紙は部屋全体の雰囲気を大きく左右する重要なインテリア要素です。色や柄を変えるだけで、同じ家具やレイアウトでもまるで別の空間のように印象を変えることができます。貼って剥がせるタイプの壁紙なら、季節やライフイベントに合わせて気軽に模様替えを楽しめるため、日常生活に新鮮な刺激を与えてくれます。
たとえば、リビングでは明るい色合いの壁紙を使うことで開放感を演出でき、寝室では落ち着いたトーンに変えることでリラックス効果を高められます。部屋の用途や過ごす時間帯に合わせて壁紙の色や柄を選ぶことが、快適な空間づくりのポイントです。
さらに、壁紙は全面だけでなく、一部の壁や柱、収納扉などにアクセントとして取り入れるのも効果的です。これにより部屋に奥行きや個性が生まれ、インテリア全体の完成度が高まります。
色で空間の広さや明るさを演出
明るい色は空間を広く見せ、暗い色は落ち着きと高級感を演出します。例えば白やベージュは清潔感と開放感を与え、パステルカラーは優しく柔らかな印象に。反対にネイビーやチャコールグレーは、空間を引き締める効果があります。部屋の向きや採光条件に合わせて色を選ぶと、自然光や照明との相性も良くなります。
柄で雰囲気やテーマを強調
無地だけでなく、花柄や幾何学模様、木目調など柄入りの壁紙を選べば、部屋にテーマ性を持たせられます。北欧風ならシンプルなパターン、ナチュラルテイストなら木目やリネン調がおすすめです。柄物は全面に使うと圧迫感が出る場合もあるため、部分的に使ってアクセントにするとバランスが良くなります。
アクセントウォールで個性をプラス
部屋の一面だけを異なる色や柄の壁紙にする「アクセントウォール」は、インテリアに変化を与える人気の手法です。リビングのテレビ背面やベッドのヘッドボード側など、視線が集まる場所に設けると効果的。小さな面積でも部屋全体の印象を大きく変えることができ、低コストで模様替えを実現できます。
素材と粘着力のバランス
貼って剥がせる壁紙は、紙・塩ビ・不織布など素材によって質感や耐久性が異なります。選ぶ際は、見た目だけでなく貼りやすさや剥がしやすさも考慮しましょう。粘着力が強すぎると下地を傷める可能性があり、弱すぎるとすぐに剥がれてしまうため、適度な粘着力を持つ製品を選ぶことが重要です。
湿気や温度に強いタイプを選ぶ
賃貸住宅でも湿気や温度変化の大きい場所は多く、特にキッチンや洗面所などは注意が必要です。湿気に弱い壁紙はカビや剥がれの原因になるため、防水・防湿性能を備えたタイプを選ぶことで長持ちします。夏場や冬場の温度差にも耐えられる製品なら、年間を通して安心して使えます。
下地の状態チェックの重要性
貼る前に必ず下地の状態を確認し、汚れや凹凸をきれいに整えることが仕上がりの美しさに直結します。塗装面や石膏ボードなど、粘着が不十分になりやすい素材もあるため、事前に小さな面積で試し貼りを行うと安心です。下地チェックを怠ると、剥がした際に壁が傷むリスクも高まります。
貼って剥がせる壁紙の選び方と注意点

貼って剥がせる壁紙は、賃貸住宅でも自由に模様替えができる便利なアイテムですが、選び方を間違えると見た目や使い勝手に影響します。特に、素材や粘着力、耐久性、そして下地への影響を総合的に考慮することが重要です。
また、設置環境によっては剥がれやすくなったり、跡が残ったりする場合もあります。ここでは、失敗を避けるための具体的なポイントを解説します。
素材と粘着力のバランス
貼って剥がせる壁紙には、紙・ビニール・不織布などさまざまな素材があり、それぞれに粘着力や質感の違いがあります。賃貸の場合、粘着力が強すぎると下地を傷める可能性があるため、弱粘着タイプを選ぶのが安心です。一方、粘着力が弱すぎると剥がれやすく、見た目も悪くなるため、貼る場所や期間に応じてバランスを見極める必要があります。
湿気や温度に強いタイプを選ぶ
キッチンや洗面所、トイレなど湿気が多い場所では、防水性や耐湿性のある壁紙を選ぶことが重要です。湿気に弱い素材は波打ちや剥がれの原因となり、見栄えを損ねるだけでなく、カビの発生にもつながります。耐熱性があるタイプなら、日当たりの強い窓際でも色あせを防げます。
下地の状態チェックの重要性
貼る前に下地の状態を確認することは、仕上がりと剥がしやすさの両方に影響します。壁に汚れやホコリが付着していると接着面が弱くなり、早期の剥がれや浮きの原因となります。また、塗装やクロスが劣化している場合は、剥がす際に下地ごと剥がれる可能性があるため、テスト貼りを行うと安心です。
貼って剥がせる壁紙おすすめ商品3選
賃貸や模様替えを気軽に楽しみたい方に向けて、貼って剥がせるタイプの壁紙を厳選しました。素材や粘着力、耐湿性などの条件を満たし、初心者でも扱いやすいモデルを中心にご紹介します。
サンゲツ「リフォーム上手(のり付きタイプ)」

- 弱粘着タイプで賃貸にも安心
- 塩ビ素材で耐久性が高く、水拭き可能
- 和柄から北欧風まで幅広いデザイン展開
壁を傷めにくい弱粘着仕様ながら、しっかりとした密着力があり、きれいに貼れるのが魅力です。豊富なデザインバリエーションで部屋の雰囲気を自在に変えられます。
ルームファクトリー「はがせる壁紙RILM」

- 貼って剥がせる再剥離タイプ
- 湿気や温度変化に強い構造
- 柄合わせがしやすい印刷精度
賃貸住宅のリフォームに最適で、剥がした後の糊残りがほぼありません。キッチンや洗面所など湿気が多い場所にも使用できる優れた耐久性があります。
ニトリ「貼ってはがせる壁紙シート」

- 裏面にガイドライン付きで貼りやすい
- お手頃価格で試しやすい
- 木目・レンガ・無地など多彩な柄
DIY初心者でも扱いやすく、カッターやハサミで簡単にカットできます。短期間だけ模様替えを楽しみたい方にもおすすめです。