
家族が増えてリビングが手狭に感じていませんか?使われていない和室や隣室を活用し、増築せずにリビング空間を広げるリフォームアイデアをご提案します。
- 施工内容
- 戸建てリフォーム・増築
- 施工エリア
- 栃木県日光市
- 施工場所
- リビング・居間・子供部屋・和室
- 工期
- 5日
使わない部屋をリビングに取り込むという選択肢

和室や子供部屋を活かした間取り変更
以前は使っていたけれど、今はあまり活用されていない和室や子供部屋。こうした空間を思い切ってリビングの一部に取り込むことで、家族が集まる場所を広く快適にすることができます。
とくに独立した和室は、段差解消や床材の統一などで自然にリビングと一体化させやすく、落ち着きのある空間を残しながら広がりを持たせることが可能です。
扉や壁を取り払って一体化
既存の間仕切り壁や扉を撤去して、視界がつながるようにするだけでも空間に大きな広がりが生まれます。構造的に撤去できない壁がある場合は、開口部を設けることで緩やかにつなげる方法もあります。
段差がある場合は床の高さを合わせるリフォームを施し、ひとつの空間として自然に移動できるように整えることで、より一体感のある大空間が実現します。
光と風の通り道を確保する工夫
空間を広げるだけでなく、採光や通風のルートにも配慮することで、実際の面積以上に快適な印象を与えるリビングになります。窓の向きを考慮して、風が抜けるような開口部を確保したり、上部に高窓を設けて採光を強化するなどの工夫が有効です。
間仕切りをなくすことで空気が滞留しにくくなり、夏は涼しく、冬は光が差し込みやすくなります。リビングの中心が、家全体の心地よい空気の流れをつくる拠点になります。
リビング拡張のポイントと注意点

構造上抜けない壁の確認と処理
隣の部屋とリビングを一体化する際に、最初に確認すべきなのが「構造上の制約」です。建物の耐震性を確保するために、抜けない壁が存在するケースがあります。こうした壁を無理に取り除こうとすると、安全性に問題が生じるため、事前に建築士などの専門家による構造チェックが欠かせません。
ただし、補強梁を入れることで一部開口が可能になる場合もあります。「完全に壁をなくす」のではなく、「視線の抜けをつくる」程度でも、圧迫感を軽減し、広がりのある空間を演出できます。
床の段差や天井の高さを揃える
和室や昔ながらの洋室とリビングをつなげる場合、床や天井の高さに違いがあることは珍しくありません。わずかな段差でもつまずきの原因になったり、天井の高低差が空間の統一感を損ねたりすることがあります。
床の高さはフラットに統一し、天井も可能な範囲で揃えることで、開放的で使いやすいリビングに仕上がります。段差をなくすことで、将来的なバリアフリー化にもつながる点も見逃せません。
コンセントや照明の再配置も忘れずに
間取りを変更すると、これまでのコンセントや照明の位置が使いにくくなることがあります。テレビやソファの配置を考えた際に、延長コードだらけではせっかくのリビングが台無しになってしまいます。
リフォームの際には、生活スタイルに合わせた電気設備の見直しも行うと便利です。特にリビングでは照明の種類や配置によって、過ごしやすさや雰囲気が大きく変わるため、調光機能付きの照明やダウンライトの導入もおすすめです。
快適性と開放感を高めるリビングづくり

日当たりと風通しを考慮した窓配置
リビング拡張の際は、窓の位置や大きさも見直すと効果的です。広くなった空間に対して開口部が不足していると、暗く重たい印象になってしまうことも。南向きの窓を大きく取る、または高窓(ハイサイドライト)を設けて採光を確保することで、自然光がたっぷり入る明るいリビングが実現します。
また、風の通り道を意識した窓の配置にすることで、室内の空気がこもりにくくなり、より快適な住環境へとつながります。
収納をまとめてすっきりとした空間に
拡張したリビングは「モノが多くて散らかる」といった問題も出やすくなります。空間を広く保つためには、必要な収納スペースを確保することが大切です。壁面収納やテレビボード一体型の収納棚などを取り入れると、生活感を出さずに物をまとめることができます。
また、収納の場所や形状もインテリアに合わせて設計すれば、空間全体が調和し、より洗練された印象になります。
家具の配置と色選びで広く見せる
リビングを広く見せるには、家具の配置や色選びも重要な要素です。大きなソファを中央に置くよりも、壁際に寄せて視線の抜けをつくると、実際の面積以上の広がりを感じさせます。
また、壁や床の色と家具のトーンを合わせることで統一感が生まれ、空間がスッキリと見えます。明るめの色をベースにすることで、より開放感のあるリビングに仕上がります。
広々リビングにおすすめの商品3選
広くなったリビング空間を快適かつ美しく仕上げるためのアイテムを厳選してご紹介します。冷暖房効率・インテリア性・使い勝手のすべてを兼ね備えた商品ラインナップです。
ダイキン「risora SXシリーズ(S253ATSS‑N)」

- インテリアと調和する薄型・高質感デザイン
- AI快適自動運転・しつどみはり機能搭載
- コンパクトでも広範囲をしっかり冷暖房
デザイン性と性能を兼ね備えたrisoraは、開放感あるリビングにもすっきりと納まります。プレミアム冷房や湿度コントロールで、空間全体を快適に保てる高性能モデルです。
DAIKEN「イエリアフロア セレクト 石目柄(鏡面調)」

- 鏡面調仕上げで高級感あるフロア空間に
- すり傷や汚れに強く、メンテナンスも簡単
- 豊富なカラーバリエーション
明るく広いリビングには、光を反射する鏡面調の床材がぴったりです。美しさだけでなく機能性も高く、子育て中の家庭でも安心して使える耐久性が魅力です。
LIXIL「シートカウンター」

- 空間にフィットするオーダー可能なサイズ展開
- 棚板としてもカウンターテーブルとしても活躍
- 部屋のアクセントとして使える豊富なカラー
リビングの一角に飾り棚やワークスペースとして設置すれば、空間の使い方に幅が生まれます。見せる収納としても便利で、リビングをよりおしゃれに演出できます。