カフェの魅力を引き立てる木素材を活かした温もり空間

白い内装のままだと落ち着かず、客席の滞在が短い、とのご相談でした。創進建設が現地調査で天井と床、カウンターの触れる面を確認し、梁の露出や床の全面張り替えではなく、木のカウンターと壁面に絞った施工事例をもとに、費用・工期・工事の流れを解説します。

施工内容
オフィス・店舗リフォーム
施工エリア
栃木県鹿沼市
施工場所
フロア・客席・カウンター・カフェ
工期
4日

白い内装のままだと、落ち着いて座れない

木素材がカフェ空間にもたらす効果

鹿沼市でカフェを営むオーナー様から、「店内に温もりが足りず、長居しにくい」とご相談をいただきました。壁とカウンターが白い既製品のままで、照明も蛍光灯に近く、コーヒーの香りはしても空間が冷たく見えるそうです。客席に座っても、会話が弾みにくい印象があるとのことでした。

ご希望として挙がっていたのは、天井の梁を全部見せて、床も無垢のフローリングに張り替える方法です。木を全面に出せば、カフェらしい雰囲気は一気に出るのでは、という考えでした。ただ、既存の天井裏は設備配管が通っており、床も厨房側まで連続しているため、今回の4日では収まりにくい現場でした。

ご質問の中心は、商品名より先に次の点です。

  • 梁を見せないと、木の温もりは伝わらないのか
  • 床を全部張り替えないと、印象は変わらないのか
  • 費用と工期の目安はどれくらいか

同じお悩みで検索される方も多いため、今回の計画を例に、判断の進め方と費用・工期を整理します。

触れるカウンターと、客席側の木壁面をご提案

木を活かしたカフェデザインの工夫

当社からの提案は、来店客が手を置くカウンター天板を無垢材へ替え、客席から見える壁の一面に木の羽目板を張る方法です。天井と床の仕上げは既存を活かし、照明はカウンター上を暖色に替えています。厨房の機器位置は動かしていません。

梁を全部見せる工事は、天井解体と防火、配管の納まりがセットになります。床の全面張り替えは、厨房との段差と防水の取り合いが増え、4日では終わりません。手と目が触れる場所に木を集めた方が、閉店期間を短くしたまま印象は変わりやすい判断でした。

費用と工期の目安は、カウンター長さ、壁の下地、既存天井の状態を見てからお伝えしています。触れる面と見える面が分かると、金額の幅は狭まります。

現地調査で、梁の露出や床の全面張り替えにしなかった理由

メンテナンスと長く楽しむ工夫

判断の根拠は現地調査です。木目の好みより先に、天井裏、床の下地、カウンターの既存枠、壁の下地を確認します。

天井梁の上に配管と配線があり、見せると納まりが増える
床客席と厨房が続き、全面張りは防水と段差の工事になる
触れる面カウンターは白い既製品で、手触りが空間の印象を決めている

既存は小さなカフェで、客席はテーブル数卓とカウンター席です。天井を剥がすと梁は出ますが、配管カバーと防火材の処理が残り、4日では仕上げまで届きにくい現場でした。床も客席だけ無垢にすると、厨房側の床と色も高さも分かれます。

今回はカウンターの既存枠を活かして天板を木に替え、客席側の壁一面を羽目板にしています。水のかかりやすいシンク周りは木を避け、塗装で耐水性を確保した箇所もあります。傷は味わいとして残る前提で、オイル仕上げの手入れ方法もお伝えしています。

今回見送った進め方

見送り

天井の梁を全部見せる

  • 配管と防火の納まりが増え、4日では収まりにくい
  • 解体の粉塵で、厨房機器の養生範囲も広がる
見送り

客席と厨房の床を全部張り替える

  • 防水と段差の取り合いが増え、休業が延びやすい
  • 今回の悩みは手触りと壁面の印象で、床全体までは必要ない

木を活かしても使いやすくする施工ポイント

今回の工事で特に大切にしたのは、次の5点です。

  1. 1
    カウンターは既存枠を残して天板を替える

    躯体や厨房機器は動かさず、手を置く面だけ無垢材にしています。4日の工事でも、店の顔になる部分の手触りは変えられます。

  2. 2
    木壁は客席から見える一面に絞る

    全面に張ると工期と費用が伸びます。視線が集まる壁に羽目板を集め、ほかは既存の白い壁を残しています。

  3. 3
    水がかかる場所には木を使わない

    シンクまわりと厨房側は、湿気で反りやすい無垢を避けています。客席とカウンター前面など、人が触れる乾いた面に木を置いています。

  4. 4
    照明は暖色にして木目を出す

    白い蛍光灯のままだと、木を入れても冷たく見えやすいです。カウンター上を暖色に替え、色味と影で温もりが出るようにしています。

  5. 5
    オイル仕上げと手入れを引き渡す

    カウンターは使用頻度が高いため、定期的なオイルで表面を守ります。小さな傷は欠点ではなく、店の時間として残る前提で説明しています。

木を全面に出すほど必ず居心地がよくなる、とは限りません。触れる面と、湿気の多い場所を現地で分けてから、工事範囲を決めます。

今回の費用と工期の目安

店舗の木質化は、材料代より下地、造作、休業中の段取りの比重が大きくなります。金額はカウンター長さと壁の面積で変わります。最終金額は現地調査後に確定します。

今回のような計画 55〜95万円前後 カウンター天板・客席壁一面・照明
工期 4日 臨時休業での施工が基本
造作や照明で変わる +10〜30万円 テーブル天板、棚、配線のやり直しが多い場合
カウンター天板(無垢)・取付20〜40万円前後
客席側の木壁(羽目板)18〜30万円前後
照明交換、下地・仕上げ10〜20万円前後
梁の露出、床の全面張り替え別途(工期も延びる)

費用を抑えるなら、テーブルだけ木に替える方法もあります。ただし今回のように壁とカウンターが白いと、天板だけでは視線の先が冷たく残りやすいです。梁見せと全面床は見栄えは出ますが、休業と設備の負担が増えます。

今回の工事の流れ

今回は、樹種の好みから決めず、天井裏と床、カウンター枠を現地で確認してから工事へ進みました。臨時休業での施工で、工期は4日です。

  1. ご相談

    白い内装のままだと落ち着かず、木の温もりがほしいとのことでした。梁見せが必要か、床まで替えるかもこの時点で伺っています。

  2. 現地調査

    カウンター長さ、壁の下地、天井裏の配管、床の取り合い、厨房との境を確認しました。梁の露出と床の全面張り替えは見送る判断をしています。

  3. プランとお見積り

    カウンター天板、客席壁一面の羽目板、暖色照明で金額を提示しました。工期が4日であることと、休業中の搬入経路もあわせて説明しています。

  4. 着工準備

    4日間は客席が使えないため、臨時休業の日程と、厨房機器・食器の養生範囲を事前に共有しました。

  5. 施工

    既存天板の撤去、壁下地、羽目板、カウンター取付、照明、オイル仕上げの順で、4日かけて進めました。

  6. お引き渡し

    天板の固定、壁の納まり、照明の色、オイルの塗り方を確認してお引き渡ししました。半年ごとの手入れの目安もご説明しています。

完成後の暮らしと、同じお悩みの方へ

カウンターに手を置いたときの感触が変わり、壁面の木目で席に座ったときの印象が柔らかくなったそうです。天井と床は以前のままですが、滞在のしやすさは変わったとのことでした。

「まずは梁を見せたい」と感じるオーナー様もいます。今回は天井を剥がさず、触れる面と見える壁に木を集めたことで、休業4日の範囲で温もりを出しています。

木素材を活かしたカフェの改装を検討中の方は、まず現地で天井裏と、水がかかる場所を確認するのが近道です。創進建設では、カウンター・壁・床のどこまで手を入れるかを同じ調査でご提案できます。栃木県内の店舗でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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