狭い家での2階トイレ増設事例

2階にトイレを増設したいが狭い、収納は残したい。創進建設が現地調査で置き場所を判断し、廊下へトイレブースを設けた事例をもとに、費用・工期・工事の流れを解説します。

施工内容
トイレリフォーム
施工エリア
栃木県下野市
施工場所
トイレ・2階
工期
3日

2階にトイレを増設したい。でも狭い、収納は残したい

2階にトイレを増設したいが狭い、収納は残したい

家族4人で暮らす戸建て住宅から、「2階にトイレを増やしたい」とご相談をいただきました。1階のトイレは1ヶ所だけで、出勤や通学が重なる朝は待ちが発生していました。寝室が2階のため、夜中に階段を下りる負担も気になっていたそうです。

置き場所として考えていたのは2階の納戸でした。ただし幅が狭く、収納を全部なくすのは避けたいというご希望がありました。

ご質問の中心は、商品選びより先に次の2点です。

  • 狭い2階でも、トイレ増設はできるのか
  • できるなら、どこに置くのが現実的で、費用はどれくらいか

同じお悩みで検索される方も多いため、今回の計画を例に、判断の進め方と費用・工期の目安を整理します。

納戸ではなく、廊下にトイレブースをご提案

2階トイレ増設は納戸ではなく廊下ブースをご提案

創進建設からのご提案は、納戸をトイレに変える計画ではありませんでした。1階トイレの真上に近い廊下の余りを使い、引き戸のトイレブースを設ける方法です。

納戸が狭いから増設できない、という意味ではありません。狭い場所へ一般的なタンク式トイレを無理に入れると、毎日の使い勝手が悪くなるためです。扉を引き戸に変え、奥行きの短い便器を選べば、座ったときの足元スペースは確保できます。

費用と工期の目安は、置き場所を決めてからお伝えしています。配管距離を短くできる計画なら、増築なしの2階トイレ増設として現実的な範囲に収まりやすくなります。

現地調査で、納戸を選ばなかった理由

2階トイレ増設で納戸を選ばなかった理由

判断の根拠は現地調査です。図面上の空きスペースではなく、人が使える寸法と、給排水管を通せるルートを確認します。

寸法便器が入るかより、足元と扉の開閉
配管1階トイレに近いほど排水しやすい
暮らし収納がなくなると2階全体が使いにくい

納戸は、便器を置く幅はあっても、内開きのままだと人がぶつかりやすく、収納がなくなる影響のほうが大きい場所でした。一方、1階トイレの近くの真上にあたる廊下は、既存の排水設備へつなぎやすく、1階の居室天井を大きく避けるルートも取れました。

2階は水圧が低めになりやすいため、便器はカタログだけで決めません。水圧を確認したうえで、無理にタンクレストイレへ寄せず、安定して流せる構成を優先しています。

今回見送った置き場所

見送り

納戸をそのままトイレにする

  • 幅が足りず、使い勝手が悪くなる
  • 2階の収納が一気に減る
見送り

寝室のすぐ隣に置く

  • 夜間の排水音が気になりやすい
  • 配管を居室側へ通す必要が出る

狭い2階でも使いやすくする施工のポイント

今回の工事で特に大切にしたのは、次の5点です。

  1. 1
    置き場所は配管の近さで決める

    1階トイレの真上に近い廊下を採用しました。配管が短いほど、費用・工期・音の心配を同時に抑えやすくなります。

  2. 2
    狭い場所は扉と便器の選び方で整える

    内開きを引き戸に変更し、便器の前のスペースと掃除できる余白を確保しました。

  3. 3
    排水音は、通す位置で対策する

    リビングや寝室の天井を避け、廊下側へ通します。完成後の遮音材より、配管ルートのほうが効果が出やすいです。

  4. 4
    換気・照明・コンセントも最初から計画する

    トイレ新設では換気扇、夜間でも使いやすい照明、温水洗浄便座用の電源が必要です。後から足す前提にはしません。

  5. 5
    2階の収納は残す

    納戸には手を入れません。トイレを増やしても、2階の暮らしが不便にならないことを優先しました。

2階トイレ増設の費用と工期の目安

2階へのトイレ増設は、便器本体より配管と造作の比重が大きくなります。今回のように配管が近く、廊下の一部改修で済む場合の目安です。最終的な金額は、天井裏や水圧の確認後に確定します。

配管が近い場合 40〜80万円 1階水まわりの真上近く/内装シンプル
工期の目安 3〜5日 住みながらの工事が基本
配管が長い場合 80〜150万円 天井を開く範囲が広がると上がる
トイレ本体タンク式 約10〜25万円/タンクレス 約20〜50万円超
給排水配管距離と経路で約10〜40万円
間仕切り・ドア・下地約8〜25万円
内装・換気・コンセント約8〜30万円

費用を抑えるなら、狭い場所に小さい便器を入れることより、配管が短い場所を選ぶほうが効きます。

今回の工事の流れ

今回は、便器を先に決めず、置き場所の可否を確認してから工事へ進みました。住みながらの施工で、工期は3〜5日です。

  1. ご相談

    朝のトイレ待ちと、夜間の階段移動が負担とのことでした。2階の納戸は候補だが、収納は残したい、という条件もこの時点で伺っています。

  2. 現地調査

    納戸の幅、廊下の余り、1階トイレとの上下関係、天井裏の配管スペース、2階の水圧を確認しました。納戸より、1階トイレ真上に近い廊下のほうが成立しやすいと判断しています。

  3. プランとお見積り

    廊下に引き戸のトイレブースを設ける案で金額を提示しました。扉の形式、便器、排水ルート、換気とコンセントまで含めています。

  4. 着工準備

    住みながらの工事になるため、配管接続の時間帯は1階トイレを使いづらくなる旨を事前にお伝えしました。

  5. 施工

    廊下の間仕切りと引き戸、給排水配管、換気・照明・コンセント、便器据付、内装の順で進めました。排水管は居室天井を避け、廊下側へ通しています。

  6. 通水確認・お引き渡し

    排水、漏水、洗浄、換気、コンセントを確認してお引き渡ししました。納戸はそのまま残しています。

完成後の暮らしと、同じお悩みの方へ

2階にトイレが増えたことで、朝の待ち時間が分散しやすくなりました。寝室と同じ階で用を足せるため、夜間に階段を下りる必要もなくなっています。納戸は残しているので、2階の収納も以前どおり使えます。

「希望の場所に置けないなら増設は難しいのでは」と心配される方もいます。今回も納戸ではなく、隣の廊下へ場所をずらすことで計画が成立しています。

2階へのトイレ増設を検討中の方は、まず現地で寸法と配管を確認するのが近道です。創進建設では、置き場所の可否と水圧を同じ調査で確認できます。狭い2階でも増やせるか迷っている段階から、お気軽にご相談ください。

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