和式トイレの台が高く、またぎが負担で転倒が心配、とのご相談でした。創進建設が現地調査で段差と配管を確認し、便器の載せ替えではなく床をフラットにして洋式へ変えた施工事例をもとに、費用・工期・工事の流れを解説します。
和式の段差が怖い。洋式へ床から変える
70代のご夫婦が暮らす戸建て住宅から、「和式トイレを洋式にしたい」とご相談をいただきました。便器の前に一段高い台があり、またいでしゃがむ動作が年々つらくなっていたそうです。足元が不安で、夜間は使うこと自体をためらう日もあったといいます。
ご希望として挙がっていたのは、今の台の上に洋式便器を乗せる方法です。便器だけ替えれば工事は小さく済むのでは、という考えでした。ただ、既存の和式は床より一段高く、段差を残したままでは転倒のリスクが残りやすい現場でした。
ご質問の中心は、商品名より先に次の点です。
- 今の台の上に洋式を乗せるだけで足りるのか
- 段差をなくしても、排水は問題なく取れるのか
- 費用と工期の目安はどれくらいか
同じお悩みで検索される方も多いため、今回の計画を例に、判断の進め方と費用・工期を整理します。
便器の載せ替えではなく、床をフラットにした洋式をご提案
当社からの提案は、和式の台を解体し、床を廊下と同じ高さにそろえてから洋式便器を据える方法です。便座の機能より先に、またがなくて済む床面を優先しています。
和式から洋式への変更は、便器を取り替える工事に見えがちです。実際の負担は、しゃがむ姿勢そのものより、台をまたぐ動作に出ることが多いです。段差が残ると、洋式になっても入口で足を取られる不安は消えません。
費用と工期の目安は、床下の配管高さと、壁・床の傷みを見てからお伝えしています。段差を解消できるかどうかが分かると、金額の幅は狭まります。
現地調査で、台の上に洋式を乗せなかった理由
判断の根拠は現地調査です。便器の種類より先に、台の高さ、またぎの幅、床下の排水管の位置を確認します。
既存の和式は、床から約20cm高い台の上に便器がありました。洋式をその台へ乗せる計画だと、入口の段差はそのままです。座れるようにはなりますが、足を上げる動作は残り、今回のご相談の中心は解消されません。
床下を確認したところ、排水管の高さに余裕があり、台を解体しても水を流す勾配は確保できる状態でした。手すりを足す案もありますが、段差がある入口では効果が限定されます。床をフラットにしてから洋式を据えるほうが、使いやすさと安全性の両方が取りやすいと判断しています。
今回見送った進め方
今の台の上に洋式便器を乗せる
- 入口の段差が残り、またぎの負担は減らない
- 足元が狭くなり、立ち座りの姿勢も不安定になる
和式のまま手すりだけ付ける
- しゃがむ動作そのものは残る
- 夜間の不安は、段差がある限り消えにくい
段差をなくして洋式へ変える施工ポイント
今回の工事で特に大切にしたのは、次の5点です。
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1
床は廊下と同じ高さにそろえる
和式の台を解体し、入口の段差をなくしました。またがなくなると、夜間の利用もためらいにくくなります。
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2
排水の勾配を先に確認する
床を下げる前に、既存配管の高さを確認しています。水が流れる勾配が取れない現場では、無理に下げません。
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3
立ち座りの姿勢が安定する便器位置にする
壁との距離と、ドアを開けたときの足元の余白を見て据え付けました。狭い空間では、便器のサイズより位置のほうが効きます。
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4
将来の手すり下地を壁に残す
今回は手すりを必須にはしませんでしたが、後から付けられるよう壁の下地を補強しています。
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5
床材は水と掃除のしやすさで選ぶ
段差をなくした床は、水に強く、拭き取りやすい仕上げにしました。和式まわりに残りやすい汚れも、フラットな床のほうが落としやすくなります。
今回の費用と工期の目安
和式から洋式へのリフォームは、便器代より床の段差解消の比重が大きくなります。金額は配管の高さと、壁・床の傷みで変わります。最終金額は現地調査後に確定します。
| 洋式便器・便座 | 8〜15万円前後(機能による) |
|---|---|
| 段差解消・床下地 | 8〜15万円前後 |
| 壁・床の内装 | 5〜10万円前後 |
| 給排水・電気工事 | 現場の状態による |
費用を抑えるなら、台の上に便器だけ乗せる方法もあります。ただし段差が残るため、今回のようにまたぎが負担の場合は、床を変える計画のほうが効きます。
今回の工事の流れ
今回は、便器の機種を先に決めず、入口の段差と排水の高さを現地で確認してから工事へ進みました。住みながらの施工で、工期は2日です。
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ご相談
和式の台をまたぐのがつらく、転倒が心配とのことでした。便器だけ替えられるか、床の段差まで直す必要があるかもこの時点で伺っています。
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現地調査
台の高さ、入口の幅、床下の配管、壁の下地、電源の有無を確認しました。台の上への載せ替えでは、今回の不安は残りやすいと判断しています。
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プランとお見積り
床をフラットにする洋式案で金額を提示しました。工期が2日であることと、その間トイレが使えないこともあわせて説明しています。
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着工準備
住みながらの工事になるため、トイレが使えないのは2日間であることと、近隣の利用手段を事前に共有しました。
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施工
和式の解体、床下地、排水の接続、洋式便器の据付、壁と床の仕上げの順で進めました。
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お引き渡し
洗浄、排水、便座の動作を確認してお引き渡ししました。立ち座りの位置と、将来の手すり位置もご説明しています。
完成後の暮らしと、同じお悩みの方へ
入口の段差がなくなり、またがずに洋式へ座れるようになったそうです。夜間も足元が安定し、トイレをためらう時間が減ったとのことです。
「便器を替えれば段差はそのままでよい」と感じる方もいます。今回は台の上への載せ替えをせず、床をそろえることで、和式からの負担の中心を外しています。
和式から洋式への変更を検討中の方は、まず現地で入口の段差と配管の高さを確認するのが近道です。創進建設では、便器の選定と床の段差解消を同じ調査でご提案できます。栃木県内の戸建てでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。