1階の和式トイレで、踏込のタイル目地から臭いが戻り、来客も使いづらい、とのご相談でした。創進建設が現地調査で排水と床下を確認し、換気扇だけの交換やホテルのような洗面までの内装ではなく、既存位置のタンクレス脱臭便器と天井換気にした施工事例をもとに、費用・工期・工事の流れを解説します。
和式の踏込から臭いが戻り、来客も使いにくい
那珂川町の戸建てにお住まいの家族から、「和式トイレの臭いが取れない」とご相談をいただきました。1階の床置きではない、床に埋め込まれた和式で、換気扇は天井にありますが弱く、スイッチを切り忘れることも多いそうです。踏込のタイル目地と金隠しまわりに尿はねが残り、来客のあとは特に残る、とのことでした。
ご希望として挙がっていたのは、換気扇だけ新しい機種に替える方法と、洗面ボウルや大きな鏡まで付けて内装を全部やり替える方法です。臭いの元が内装に染みついているなら全部替えた方が早い、換気を強くすれば和式のままで足りる、という考えでした。ただ、今回は和式の目地と金隠し側の汚れが先に効いていました。洗面カウンターまでの内装は、今回の2日では和式の床処理と同時に収まりにくい現場でした。
ご質問の中心は、商品名より先に次の点です。
- 換気扇を強くすれば、和式のままで臭いが抜けるのか
- 洋式の脱臭便器にすれば、床の目地はそのままで足りるのか
- 洗面や壁まで全部替えないと、再発するのか
同じお悩みで検索される方も多いため、今回の計画を例に、判断の進め方と費用・工期を整理します。
和式を外し、タンクレスの脱臭便器と天井換気をご提案
当社からの提案は、和式を撤去して床をフラットにし、同じ排水位置に脱臭機能付きのタンクレストイレを置く方法です。天井の換気扇は人感センサー付きに入れ替え、ドア下は給気ができる隙間を残しています。金隠し側の配管は既存を活かし、床の開口は洋式の根元が収まる大きさまで直しています。壁一面の洗面カウンターや大きな鏡、手洗い器の新設は、今回の2日には入れていません。
換気扇だけ強くしても、和式の踏込と目地に汚れが残ると、排気のあとに臭いが戻ります。タンクレスの脱臭は使用中と立ち上がり後の室内臭を吸い込むのが得意ですが、床下に残した和式の開口や目地までは取れません。ホテルのような内装は見た目は一新しますが、配管と床の処理が増え、工期が伸びやすいです。
費用と工期の目安は、和式の排水芯、床下の高さ、給水、天井開口、ドア下の隙間を見てからお伝えしています。洋式が既存の芯に載るかどうかが分かると、金額の幅は狭まります。
現地調査で、換気扇だけや内装全面にしなかった理由
判断の根拠は現地調査です。便器の色より先に、和式の排水位置、金隠し側の配管、床下、天井の換気扇、ドア下の隙間を確認します。
和式は便器が床に載っているのではなく、床に埋め込まれています。臭いの主因は便器の中より、踏込の尿はねと目地、金隠し側の取り合いに寄ることが多いです。換気を止めたままでは、タイルと壁への吸着も残ります。今回は和式を外して床を閉じ、洋式の根元をコーキングし、天井排気とドア下の給気を揃える判断にしています。
洗面カウンターまでの内装は、染みつきが壁全体に広がっているときに有効です。今回は和式の床まわりと滞留が主因で、2日で排水と換気まで終える方が先でした。
今回見送った進め方
換気扇だけ新しい機種に替える
- 排気は良くなっても、和式の踏込と目地の汚れは残る
- 来客の使いづらさは、便器の形を変えないと動きにくい
洗面カウンターや鏡まで内装を全部やる
- 和式の床処理・便器・換気に洗面を重ねると、2日では収まりにくい
- 今回の臭いは壁全体より踏込と滞留が主因で、優先度は低かった
付けても戻しにくい施工ポイント
今回の工事で特に大切にしたのは、次の5点です。
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1
和式の開口を閉じて、洋式の根元を載せる
和式を外した穴を残すと、床下から臭いが戻ります。排水芯は動かさず、開口を洋式のサイズまで直してから据えています。
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2
金隠し側の配管は既存を活かす
和式の排水は金隠し側に寄っています。むやみに芯をずらすと床下工事が増え、2日では収まりません。
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3
排気だけでなく、ドア下の給気を残す
換気扇だけ強くても、入口が無いと空気は動きません。運転時はドアを閉めても、下端から空気が入る状態にしています。
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4
弱運転を常時、入室時は強運転にする
使ったときだけ回すと、滞留した空気が壁や床に触れやすいです。人感センサーで入室時に強へ切り替え、切り忘れを減らしています。
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5
洋式の根元を隙間なくコーキングする
床をフラットにしたあと、便器と床の取り合いが甘いと汚れが入ります。お引き渡しでは拭き方と、換気フィルターの掃除も確認しています。
今回の費用と工期の目安
和式から洋式への臭い対策は、本体代より床の開口処理、換気、給気の比重が大きくなります。最終金額は現地調査後に確定します。
| タンクレス脱臭便器本体 | 16〜28万円前後 |
|---|---|
| 人感センサー換気扇 | 2〜5万円前後 |
| 和式撤去・床処理・取付 | 8〜12万円前後 |
| 洗面新設、床壁の全面更新 | 別途(工期も延びやすい) |
費用を抑えるなら、換気扇から始める方法もあります。ただし今回のように和式の踏込と給気不足が重なると、扇だけ替えても戻りやすいです。洗面までの内装は見た目は整いますが、今回の2日と床処理には合いにくいです。
今回の工事の流れ
今回は、便器の色から決めず、和式の排水と床下、ドア下の給気を現地で確認してから工事へ進みました。工期は2日です。
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ご相談
和式の残臭と、来客が使いにくいとのことでした。扇だけか、洋式に替えるかもこの時点で伺っています。
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現地調査
排水芯、金隠し側の配管、床下、天井開口、ドア下を確認しました。換気扇のみと洗面までの内装は見送る判断をしています。
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プランとお見積り
既存芯のタンクレス脱臭便器と人感換気扇、床処理で金額を提示しました。工期が2日であることと、使えない時間帯もあわせて説明しています。
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着工準備
トイレ内の荷物を下げ、工事当日の代替を事前に共有しました。
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施工
和式の撤去、床の開口処理、タンクレス据付、換気扇入替え、ドア下の給気確認、試運転の順で、2日かけて進めました。
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お引き渡し
脱臭、換気の強弱、フィルター掃除、根元の拭き方を確認してお引き渡ししました。弱運転を止めない目安もご説明しています。
完成後の暮らしと、同じお悩みの方へ
来客後に残っていた臭いが短くなり、和式の踏込を気にせず使えるようになったそうです。換気扇の切り忘れも減った、との声もいただいています。
「まずは換気扇だけ様子を見たい」と感じる方もいます。今回は和式を外してタンクレスと天井換気を同じ2日で揃えたことで、発生源と滞留の両方に手を入れています。
トイレの脱臭・換気を検討中の方は、まず現地で和式か洋式か、排水芯とドア下の給気、天井扇の風量を確認するのが近道です。創進建設では、和式からの便器交換と換気、内装の範囲を同じ調査でご提案できます。栃木県内の戸建てでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。